皆さん初めまして、サステナビリティ分科会議長の西村万祐と申します。
今回はサステナビリティ分科会についてご紹介させていただきたいと思います。
なぜ今「サステナビリティ」を議論するのか。
今日、環境保護が重要だという世界的なコンセンサスは形成されつつあります。しかし、環境保護に関し、人類にとって地球環境資源は有限なことから無限大の経済発展はあきらめなければならないというニュアンスが強く、経済的発展を望む途上国や経済成長論者の支持を得ることが出来なかったのです。これに対しサステナビリティ、すなわち「持続可能な発展」は「地球環境資源の有限性を明確に打ち出しながらも人類の発展は可能」という両立可能性を示した概念であるため、より広く受け入れられるようになりました。
つまり、サステナブルな社会は日中含む各国にとって目指すべき将来なのです。
この概念を出発点とし、日中の環境問題を取り上げサステナビリティとの関係を分析していきます。そして、将来展望として今後日中がサステナブルな社会を築いていくためにどのように協力できるかを様々なアクターごとに考えていくことがこの分科会の目的です。
世界的な環境対策に非常に大きな影響を及ぼすことができる中国。そのトップの学生は公害問題についてどう思っているのか。果たして中国は今でも「発展途上国」といえるのか。これから議論していくのが楽しみです。