【エリート主義分科会 自己紹介インタビュー】
松熊:みなさんこんにちは、僕は分科会議長の松熊です。教養学部のアジア・日本研究コース(アジア科)4年で、出身は東京です。去年イギリスとカナダに留学したのですが、イギリスのEU離脱の国民投票の次の日にイギリスに行き、米大統領選の時にカナダにいるという面白い経験ができました。
長谷川:僕も出身は東京で、小学生の時にシカゴとニューヨークに住んでいました。今は1年生ですが、法学部か教養学部の国際関係論コース(国関)に行きたいと思っています。
橘高:東京出身で、国関に所属しています。去年、アメリカのメイン州の小さな大学に留学していました。以前から中国に興味があり、第二外国語は中国語で、2年前には日中学生会議にも参加しました。今回も日中関係について深く学びたいと思い参加を決めました。
比護:出身は名古屋で、松熊と同じアジア科4年です。中国のことを研究しているので、専攻も松熊に近いですね。
松熊:この分科会は多様性が特徴ですね。
松熊:次は、近況について。まずは長谷川くん、入学したばかりですが、どうですか?
長谷川:高校の時より、圧倒的に学校にいる時間が長くなりました。あと部活はアーチェリー部の練習が厳しいし、天文と茶道もかじっています。さらに川人ゼミにも入っていて本当に忙しいです!
橘高:留学中は大統領選を自分の目で見られたほか、アメリカの文化に触れることもできて楽しかったです。帰ってきてからは就活かな。就活のために、専攻である国際政治以外にファイナンスの勉強なども初めているのですが、視野が広がって楽しいです。
松熊:僕もマーケティングや統計の勉強をしたり、業界のことを調べたり、社会のことを知る良い機会になっていると思います。それから今、バイトも探しているんです。居酒屋やバーで働いて、お酒の種類を知りたい!忙しくて最近できていないけど、ギターもそろそろ再開したいし、妹が美術学校に通っている影響で、絵画も始めているところです。
橘高:多才だなあ!
比護:僕は大学院に進学したいと思っているので、それに向けて勉強している感じですね。読書は乱読タイプで、ジャンルを問わず読んでいます。
松熊:みなさんの中国との関わりはどうでしょうか?僕はアジア科で中国研究をしていますが、もともとは高校の時に中国などの学生と交流する機会があり、アジアに関心を持つようになりました。中国や韓国には合わせて5回以上行っています。アイデンティティは半分中国人ですね(笑)。
長谷川:もともとゲームをきっかけに太平洋戦争に興味を持つようになって、日本の過去のことについて知るようになりました。その過去が今の日本とアジアの関係に影響を及ぼしていることに、どうすればいいのかわからないという複雑な思いを抱いています。そこで、大学に入ってからは日中関係について学びたいと思うようになりました。これからは歴史以外にも、中国の現代の文化についても知りたいです。
松熊:中国人の友達を作って実際に会うと、印象は変わるよね。
橘高:高校の時の友達が中国人だったけど、日本では一般的には在日の中国人や韓国人への当たりがとても強い。それは一体どういうことなんだろうと関心を持つようになりました。
比護:アジア科で中国のことを研究しています。大学に入った時には中国への関心はさほどなかったけど、第二外国語として勉強してから少しずつ関心を持つようになった感じかな。
松熊:最後にエリート主義分科会への意気込みを聞かせてください!
長谷川:中国の学生と直接接したことがないので、まずは日中交流をしたいです。それに加えて、自分自身が社会的な責任をどのように果たすべきかということについて答えを探して行きたいと思います。
橘高:今まで学生団体などを通じて中国の学生と関わってきた集大成として、議論を深めていけたらと思います。エリート主義というのは社会全体にかかわる話なので、自分に何ができるかということも含めて考えて行きたいです。
比護:卒論や大学院で研究したいテーマにも関わるので、考えを深めたいと思います。また、京論壇は今年が2年目ですが、東大生と北京大生だけで話していて本当にいいのかという問題意識もこの分科会の出発点にあって、この団体のあり方自体も批判的に見るような議論に広げていけたらと思います。
松熊:これまで中国研究をやってきました が、京論壇は特にがっつり議論する団体なので、知見を深めていきたいです。それに加えて、卒論のテーマとして中国の市民団体について書きたいので、それの準備にもしたいです。あとは就活に向けて、日本だけにとらわれない考え方を養っていきたいと思います。
【スイスに留学中の川村さんと中国へ友達に会いに行っていたソンさんの二人には、個別に自己紹介を書いてもらいました!】
川村駿太
出身:
東京。この夏まで1年間スイスのジュネーヴに留学。大学入学後に一度休学しており、その際はフランスのストラスブールに留学(滞在)。
大学の学年:4年
専攻:
地域文化研究、フランス研究コース。主な興味はヨーロッパ政治、フランス社会、フランス思想。
近況:
最終試験が終わったため今はヨーロッパ内で観光中。旅行しつつ英語を思い出して…という予定だったけど、行き先でどれほど英語が通じるのか不安なう。帰国したら就活を始めることがメインになっていく気がするけど、卒論も視野にフランス思想の原著にあたりたい。実際には図書館で適当に興味を惹かれた本を読んでいく気がする。
中国との関わり:
行くのは初めて。小・中・高と中華系の友達が身近にいたのでそういう意味では親近感というか、当たり前に近場にいるイメージ。留学先でも同じアジア出身ということで仲良くなることが多かった。身近にいるのが割と当たり前な感じがするため特別な興味を抱く機会は少なかった。隣国という意味で関心はあり。
京論壇、エリート主義分科会への意気込み:
京論壇には以前から興味があり参加したいと思っていたので、今回参加できて光栄。せっかく参加するので議論を深めていくためにも積極的にかき回していきたい。
抽象性の高いテーマについてしっかりと時間をとって議論をしていくという機会は意外とない気がするので、この機会を最大限生かしていきたい。
ソンジヒ
こんにちは。今年の京論壇に参加させていただくことになった文科3類2年のソンジヒと申します。クラシック音楽が大好きで、週末に友達とかわいいカフェ巡りをするのも大好きです。また、外国語を学ぶのが大好きで、最近はスペイン語と中国語を学びながら苦労する日々を過ごしています。
韓国人であり、日本で長年暮らした私にとって中国は自然に関心を持つようになった存在であります。特に、東アジアの外交や権力関係、そして何が3カ国の政治の違いをもたらしたかに関して興味を抱いています。より詳細に中国について知りたい、今後の中国をリードする優秀な中国の若者らは中国についてどう考えているかを知りたい、という思いで京論壇に申し込みました。それと同時に、この機会を通じて、私が長年住んでいるこの日本について、日本人の本音はどのようなものであるか、そしてそれは私の考えとどのように異なるかについて是非理解したいという希望を持っています。
韓国人という第三者に過ぎない私が日本と中国について語ることができるのか、という疑問を持っていましたが、第三者であるからこそ、当事者らには見えない現状を見て、それを伝える役割を果たしたいです。今後もよろしくお願いいたします。
松熊:この多様な6人で議論ができることを、とても嬉しく思っています。